チワワのゴハン

チワワとの生活
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健康を維持するために栄養を摂取したり、楽しい時間を過ごすための大事なイベント、ゴハン。
ウチのチワワ部のゴハンは、数あるイベントの中で、ワクワクランキング第1位です。
今でこそゴハンは大盛り上がりのイベントですが、
最初は分からないことばかりでした。
ドッグフードの種類がたくさんあり、どれを選んだらいいのか?
ゴハンの量はどのくらいなのか?
1日何回、何時に食べたらいいのか?
いろんな人に教えてもらったり、ネットで調べたりして、だんだん今の形になって、定着しました。
ウチのチワワ部の、チワワのゴハンについてのお話です。

ドッグフードは種類が豊富で悩みました

チワワのゴハンと言えば、ドッグフードが大半かなと思います。
ウチのチワワ部メンバーも全員、ドッグフードを食べています。
ドッグフードは栄養バランスがよく、成長に合わせて食事量を調整できるので、体重管理がしやすくとても便利です。

政宗と一緒にいろんなドッグフードと向き合ってきた中で、そう実感しています。
ただ、世の中には非常に多くのドッグフードがあり、どれを選んだらいいか悩むと思います。
多くのペットフードメーカーが、それぞれの得意分野で、様々なタイプのドッグフードを提供しています。
そして、同じブランド内でも年齢別、犬種別、体質別、病気別などがあります。

この選び放題のありがたい状況の中で、いったいどのドッグフードが政宗に合っているのか?
政宗を我が家に迎える日に、この問題に直面しました。
でも、政宗のゴハンイベントはこの日から始まるので、すぐに決めないといけない問題です。

ゴハンを選んだ決め手

さて、私たちはどのように政宗のゴハンを決めたかというと、前のオーナーさんの助言でした。
きっと初めてイヌをお迎えする多くの方が悩む問題なんでしょうね。
ドッグフードの売り場前で困っていた私たちを見て、前のオーナーさんからこんなアドバイスをいただきました。
・特に決めていなければ、今まで食べていたゴハンと同じものはどうか?
・生活環境が変わって不安になると思う
・そんな中でゴハンが今までと同じであれば少しは安心する

確かに政宗は不安そうで、何か自分の身に起こるんじゃないかと察しているようでした。
それに、それ以外の決め手は何も思いつきません。
ということで、今まで政宗が食べていたドッグフードと同じものを選ぶことにしました。

そして、琥珀の時も同じようにしました。
乳歯が生え揃い、消化機能が整うまでの生後4か月くらいまでのゴハンは、ドッグフードをぬるま湯でふやかしたものです。

ウチのチワワ部ゴハンデビュー 政宗の場合

政宗は、緊張していて食欲がなかったのか、初回のゴハンはほとんど食べませんでした。
さすがに不安すぎて食欲がないのかな?と思い、様子を見ることにしました。
そして、2回目のゴハン。

食べるかなーと不安でしたが、その不安は一瞬でなくなりました。
前回とは打って変わって、ゴハンを当たり前のように喜んで食べ、しかも完食しました。
3回目以降のゴハンも完食が続き、政宗はすんなりとゴハンは安定しました。
今では「ゴハン」と聞くと飛び跳ねて大はしゃぎし、「よしっ!」の掛け声で勢いよくドッグフードに顔をつっこんで一心不乱に食べます。

ウチのチワワ部ゴハンデビュー 琥珀の場合

琥珀の場合は食事がなかなか安定しませんでした。
初回、ゴハンを2、3口食べた後、すぐに離れて食べなくなります。
30分くらいしても残りのゴハンを食べないので、そのまま置きっぱなしにしておいてもどんどん質が悪くなるような気がするし、時間が経ったら終わりですっていうことを示したかったので、ゴハンは撤収しました。

でも、次も、またその次も、ゴハンをほとんど食べず、それが1週間くらい続きました。
とても不安になり最初の健診時に医師に相談したところ、「お腹が空けば絶対食べるようになるから大丈夫」と言われました。
「そうか、私もお腹が空けば絶対食べるんだから大丈夫だ!」と無理やり自分を説き伏せて、めげずに続けました。
琥珀を迎えてから10日くらい経過した頃、最初に買った少量パックのドッグフードがとうとう底をついてしまいました。

このまま食べないドッグフードを買うのか、別の何かを試したほうがいいのか、決め手がなく迷走していました。
ふと、政宗がいつものようにガツガツとゴハンを食べている姿を見て、「そうだ!試しに政宗のドッグフードをあげてみよう!」と思い、琥珀にあげてみました。
すると、普段以上に興味を持って食べ始め、結果半分くらい食べました。
政宗琥珀は違うブランドのドッグフードだったので、多分ニオイは違うと思います。
もしかしたら政宗が食べている姿を見て、そっちのニオイがいいなと思っていたのかも、なんて。

でもまさかここまで興味を持つとは思いませんでした。
この10日くらい、多くて2、3口、全く食べない時もあったので、これは嬉しい変化でした。

大きな変化に大号泣😭琥珀を褒めちぎりました。
その後も残しはするものの徐々に食べる量が増えてきて、気づいたら完食する時もありました。
そしてついに毎食完食するようになり、1か月くらいで無事に食事が安定しました。
今では「ゴハン食べよー」の掛け声で食堂(ケージ)に一番に駆け込み、完食皆勤賞です。

何が正解かはわかりませんが、ウチのチワワ部ではこうしてゴハンが安定しました。

ドッグフードを変えるときは結構ある

ゴハンはずっと同じものではなく、成長や状態に合わせて変える必要があります。
政宗琥珀も、最初のドッグフードはパピー用でした。
生後2か月くらい経って成犬になった時、ドッグフードを「成犬用」に変えました。
去勢手術や避妊手術をした後は太りやすいと聞いたので「太りやすい犬用」に変えました。

政宗は8歳を超えたころから「中・高齢年用」に変えました。
このようにゴハンを変えるタイミングは結構あります。
ウチのチワワ部の場合、同じフードメーカーの中で、成犬用、太りやすい犬用、中・高年齢用、と変えていきました。

大幅に味や食感が変わるとまた食べなくなるかもしれないと思ったからです。
ドッグフードを変えるときは、全部一度に変えるのではなく、今までのものの割合を徐々に減らし、新しいものの割合を徐々に増やしていくのがいいようです。
急にゴハンが変わると腸に負担がかかり、下痢になりやすいそうです。
また、イヌは鼻がいいので変化にはすぐ気が付くはずです。
神経質の性格だと、いつもと違うものは警戒して食べない可能性もあります。
政宗はなんでもよく食べますが、琥珀はゴハンの変え時にはちょっと警戒します。
なので、琥珀政宗に比べてゴハンの変更に時間がかかります。

1日の摂取するチワワのゴハン

1日に食べる量は、年齢と理想の体重とライフスタイルがもとになっています。
ドッグフードの袋に体重と運動量による1日の摂取量が表示されているので、それを目安に決めています。

カロリー計算方法はいろんなところで教えてくれますが、ドッグフードによっても違うのかなと思い、またフードメーカーに従うほうが簡単で楽なのウチのチワワ部ではそうしています
現在ウチのチワワ部の食事は1日2回なので、1日の摂取量の半分が1回の分量です。

名前理想の体重1日の摂取量1回の分量
政宗2.5Kg48g24g
琥珀1.5Kg31g15~16g

理想の体重は仔犬時の健康診断で獣医師が教えてくれました。
そして、この決め方は年齢に応じたドッグフードを選んでいるということが前提です。
政宗が8歳の時、
体重には気を付けていたつもりでしたが、太りすぎが原因で腰を痛めてしまいました。
ちょっとした段差を歩く時や、とっさに動いた時に、「キャイーン」と大声で1、2回言うようになりました。
病院で診てもらったところ、腰がはっていて炎症を起こしていました。
チワワは体が小さいので、ちょっとした体重の変化でも支障が出るそうです。
また、8歳なので老化に伴って筋肉が衰えていることも要因の一つと言われました。
シニア犬の領域に足を踏み入れてもなお成犬用のドッグフードを食べていたため、過剰摂取気味になっていた可能性があります。
若いうちは代謝がいいですが、加齢に伴い代謝が悪くなって消費量が少なくなりだんだん肉付きが良くなっていく、私と同じです。
すぐに、ドッグフードを中高年齢用のものに変えて、体重を減らしていきました。
ちょっとしたことですが、体重管理は結構シビアだなと思いました。
政宗自身は食べることが大好きで食べる量を調節することなんてできないし、食べすぎたから自分で筋トレするというわけでもないので、ここはみぃさんがしっかりしないといけないところです。

反省しました。
今では腰を痛がる様子は見られなくなり、おっさんが仕事から帰ってくるとドアまで元気よく走って出迎えます。

チワワのゴハン、1日何回?

ウチのチワワ部の食事は、成犬になってからは1日2回です。
日中出かけることも頻繁にあり、出先でゴハンを食べるのも落ち着かないので、朝7時頃と夜8時頃の1日2回にしています。
食事の回数はライフスタイルや体質によって異なると思います。
ちなみに、年齢層による食事回数の目安は以下の通りと言われています。

年齢層食事回数メモ
仔犬(1歳ごろまで)4~5回消化器の発達が未熟なため
成犬(1歳~8歳ごろまで)2~3回
シニア犬(8歳~)3~4回消化器の動きが衰えてくるため

ドッグフードをふやかしたゴハンの時は、1日4回でした。
徐々にふやかし度合を少なくして完全に固形を食べるようになってから、4回を3回、2回と1日ずつ減らして1日2回を定着させました。
政宗はシニア犬になりましたが、いまのところ食べムラがなく快便なので1日2回を継続中です。

ウチのチワワ部では今のところ食事が楽しいイベントなので、1回より2回、3回と多いほうがいいなと思いますが、
体へ負担になってい
ライフスタイルや体調に合わせて食事回数を設定すれば、体への負担もなく楽しいイベントになると思います。
今は外出先からゴハンをあげられる自動給餌器もありますね。
カメラが付いている商品もあるようで、職場で同僚がスマホを操作してゴハンを出しているのを見せてもらったことがあります。

ウチのチワワ部のメンバーはあっという間にゴハンをたいらげます。
ゴハンを食べた後、少し水を飲み、歯磨きガムをクチャクチャと噛み終わったら、食事タイム終了です。
開始から終了までの時間は、政宗が2分くらい、琥珀が5分くらい。

琥珀政宗より口が小さいので少し時間がかかりますが、ウチのチワワ部のいろんな活動時間の中では超高速です。
「ゴハンは飲み物」らしく、ほとんど咀嚼はしません。
私が同じことをすると高確率でお腹を壊しますが、メンバーは食事が原因でお腹を壊したことはありません。

なぜ腹を壊さないのか!?
犬は食道と気管が分かれていて、呼吸をしながら食べ物を飲み込むことができるそうです。
そして飲み込んだ食べ物は口から食道を通って5秒くらいで胃に到達し、胃の中で一時的に保管しながら胃液で殺菌したり、タンパク質分解酵素でドロドロにして、少しずつ十二指腸へ運ばれます。
こういう
体の構造だからゴハンをどんどん飲み込めるし、お腹を壊さないんですね。
時間がない時、慌ててゴハンをかっこんで、結果腹を下すことが多々ある私にとってはなんとも羨ましい限りです。
よく噛んで食べてー!」なんて言っていましたが、間違いでした。
ただ、歯磨きガムはちゃんとクチャクチャ噛んでくれます。

「コレは噛んでも怒られないヤツだ」って認識しているのかなと、都合よくとらえています。
でも、歯磨きガムを
丸呑みしてしまうコも多いようです。
普段は丸呑みせずいつもと同じものを食べていても、突然丸呑みしてしまい食道で詰まらせて病院に駆け込む
事故が結構あるそうです。
幸いウチのチワワ部で主流の歯磨きガムは1本を半分にしているので小さいために無事なのかもしれません。
でも、何が起こるかわからないので歯磨きタイムは
慎重に見守りたいと思います。

チワワのゴハン、豆知識

犬のゴハンについて調べていた時に、へぇーと思ったちょっとした豆知識です。

犬は一生同じものを食べ続けられる

犬には味覚の変化はほとんどないそうで、同じものを一生食べ続けられます。
みぃさんは、例えば1週間蕎麦を食べて続けたらしばらく蕎麦は食べたくなくなります。

でも犬は「もうこれ飽きた」といったことはないようです。
もし急に食いつきが悪くなったとしたら、環境が変わったか、体調の異変や老化による嗅覚の衰えなど体の変化によるものが原因とも考えられるそうです。
ウチのチワワ部でも、我が家に迎えた当初は、それまで食べていたものと同じものでも食いつきが悪かったのは、環境が変わったことが要因かなと思います。

犬は食い溜めができる

犬の満腹中枢は人間よりもかなり鈍く、満腹を感じることはほぼないと考えられているそうです。
野生時の慣習で、獲物を捕らえられた時に食い溜めをするという生きる術が備わっているためだとか。
犬は、ちょっと量が多いからあとはテイクアウトでなんてことはなく、「あるだけ食べます✋」を標語に掲げて無心に食べます。
だから、体重管理はとても大事です。
ちなみにウチのチワワ部メンバーの体重は、動物病院に行ったときに必ず測りますが、家でも月に1回は測るようにしています。
①まず、自分だけ体重計にのって体重を確認します。

②次に琥珀を抱っこして体重計にのって体重を確認します。
①と②の差が琥珀の体重です。
同時に自分の体重管理もできるので、毎回落胆しています
😓

犬は食の好みをにおいから判断する

犬は食の好みを、におい→食感→味覚→見た目→温度の順番で判断するそうです。
においが重要なんですね。
犬の嗅覚は人間に比べて数千倍から1億倍優れているといわれています。
これは、人間がにおいを感知できる物が数千~1億倍薄まっても犬はにおいを感知できるということだそうです。
犬が人間の数千倍においを強く感じているとか、犬が人間より1億倍遠くからでもにおいを感じることができるというわけではないんですね。
くさや、ドリアンなど人間が強烈なにおいと感じるものを犬が嗅いだら鼻が曲がるか失神するんじゃないかと思っていましたが、それは勘違いでした。
そして、
においに敏感な一方、味覚は人間ほど敏感ではないそうです。
舌の上にある味蕾(みらい)細胞という味を感じる細胞が人間に比べて犬にはそれほど多く、味覚は鈍感なため、あまり重要ではないようです。

まとめ

ウチのチワワ部の食事事情をお届けしました。
最初のドッグフードを選ぶ決め手は、政宗の場合はそれまでの生活環境、琥珀の場合は今の生活環境でした。
数あるドッグフードの中から1つを選ぶ決め手は、ウチのチワワ部の場合、生活環境でした。
1日の摂取量はドッグフードメーカーに従い、ドッグフード袋に表示されている体重とライフスタイルが目安です。
手作りゴハンの場合は、ネットで出てくるカロリー計算方法で確認できると思います。
ゴハンというイベントは楽しいので1日何回も開催したいものですが、体の状態やライフスタイルによって2回~5回が主流だと思います。
ゴハンは体の基礎になるので質や量は大事ですが、市販のドッグフードが栄養バランスがよく作られているので
質はフードメーカーに任せ、量は体重管理をして、気楽に体づくりをしていければいいかなと思います。

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