チワワとの出会いの場について

チワワのあれこれ
この記事は約11分で読めます。

犬との出会いの場について

ウチのチワワ部のメンバーとは、全員ペットショップで出会いました。
ここ日本では、犬を飼うことが決まったらペットショップで犬と出会うことが多いです。
一方ヨーロッパ各国などのペット先進国では犬の店頭販売を法律で禁止しており、ブリーダーから犬を迎えることが多いようです。
日本では、環境省が2013年11月に「人と動物が幸せに暮らす社会の実現プロジェクト」を立ち上げ、

命を大切にし、優しさのあふれる、人と動物の共生する社会の実現を目指します。

https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/project/index.html

と宣言しています。
しかし、最近の活動報告はありません。
国としての発信力が弱く動物愛護に積極的とは言い難い状況です。
ただ日本でも、ペットショップの他にブリーダーや、行政の動物愛護センター、民間の動物愛護団体などが主催している里親募集や譲渡会で犬と出会うことができ、またそういった場所が増えてきています。
ここでは、犬との出会いの場それぞれの特徴や問題点や条件などについて解説します。

日本で犬と出会う場所

ここ日本で、家族として迎えたい犬と出会う場所は大きく4つあります。
・ペットショップ
・ブリーダー
・譲渡会
・里親募集

1つずつ、詳しく見ていきましょう。

ペットショップ

日本では、家族会議の結果犬を飼うことが決定したら、大半の家庭では休みの日に近所にあるペットショップに行き、迎えたい犬を探します。
日本国内には、犬をショーケースに入れて展示販売するペットショップが全国各地に点在しています。
ペットショップは、街なかにフランチャイズチェーン店や個人店舗があったり、ショッピングセンターやホームセンターの中で系列店が出店していたりと
非常に多いです。
犬を販売しているペットショップに行けば
必ず犬はいますし、複数の犬種がいるので好みの犬を探しやすいです。
ペットショップの営業時間内であればいつでも
自分の都合で見に行くことができます。
また、飼育に必要なグッズが揃っていることが多いので、初めて犬を飼う場合には準備がしやすくとても便利です。
我が家でも、ペットショップで政宗を迎えることを決めた時は家に犬が生活できる環境がなかったので、飼育グッズを揃えることができました。

ペットショップの問題点

この展示販売というシステムは、嫌な言い方をすれば、お金があれば誰でもすぐに犬を手に入れることができます。
つまり、犬を衝動的に「買い物」することができてしまうということです。
犬との生活に必要な事前準備を全くせずに犬を迎え入れた場合、

想像を遥かに超えた日常生活に戸惑い
挙句の果てには、犬を簡単に手に入れたように、犬を簡単に手放すという無責任な行動を起こしてしまう、
恐ろしいことですが、日本国内で実際に起こっている現実です。
もちろん、ペットショップでは、「ペットを飼うことはどういうことか」ということを、販売時に
説明します。
これは動物の愛護及び管理に関する法律に動物販売業者の責務として定められています。

動物の販売を業として行う者は、購入者の購入しようとする動物の飼養及び保管に係る知識及び経験に照らして、当該購入者に理解されるために必要な方法及び程度により、前項の説明を行うよう努めなければならない。

https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=348AC1000000105 動物の愛護及び管理に関する法律 第三章 第一節 第八条(動物販売業者の責務)

しかし、衝動的に「買い物」をする人の心にどれだけ響くかはわかりません。
また、ペットショップの手腕に委ねられていることなので、一部のペットショップにおいては生き物を扱っているという慎重さに欠けていると言わざるをえない対応で、そもそも伝えていないということもあります。
その他にも、ペットショップの中には、劣悪な飼育環境で動物の保管や運搬をしたり、売れ筋の犬種を多く繁殖させるために母犬の体を酷使するなど、利益を優先した悪質な業者もいます。
病気の犬を健康な犬として販売し、家族に迎え入れた直後に亡くなってしまった事例や、1つのケージに4,5匹集めて保管する劣悪な環境を問題なしとしているペットショップが摘発された事例もあります。
これは氷山の一角で、悲しいことにこうした悪質なペットショップはまだ多く存在していると言われています。
イギリス、ドイツ、スウェーデン、アメリカの一部の州などでは、犬や猫を店頭で販売することを法律で禁止しています。
日本では昭和48年10月1日に公布された「動物の愛護及び管理に関する法律」の改定が繰り返されてはいるものの、店頭販売の禁止には至っていません。

ブリーダー

ブリーダーとは、Breeding(繁殖、飼育、しつけなど)をする人、または職業のことを言います。
厚生労働省が提供している職業情報提供サイトにはブリーダーについて、

ペットなど愛玩動物を扱うブリーダーは血統の良い雌雄を交配し優良種の繁殖、飼育、販売を行っている

https://shigoto.mhlw.go.jp/User/Occupation/Detail/500 厚生労働省 職業情報提供サイト

とある通り、ブリーダーが販売する犬は、先祖代々同じ種類の両親から生まれた純血種です。
出生が明確なので、親を見れば、大きさ、毛の長さや多さ、顔の特徴などの
成長した姿を想像しやすいです。
もし理想のペット像をお持ちの場合は、大きなメリットと言えます。
ブリーダーはなるべく
ご自宅近くで探しましょう。
いざ犬を迎える時は、自宅に連れて帰ることができる距離でなければいけません。
親犬と離れることになり、また、長距離移動はおそらく初めてなので、仔犬にはとても負担が大きいと思われます。
距離が不安な場合は、ブリーダーに問い合わせして
相談してみましょう。
迎えたいの犬が見つかったら、訪問日時を
予約して、いよいよご対面です。
どんな環境で生まれ育ったのかを見ることができますし、ブリーダーの思いを感じる事もできる機会です。

不安なこと、わからないことは何でも聞いて確認しましょう。

ブリーダーの見極めポイント

インターネットが普及する前は、動物病院や知り合いからブリーダーを紹介してもらったり、雑誌の広告などでブリーダーを探しました。
そのため、ブリーダーの選択肢は限られていました。
現在はインターネットの普及により情報が溢れていて、ブリーダーの選択肢が大幅に増えました。
お目当ての犬種を扱っているブリーダーを探すとか、自宅近くのエリアでブリーダーを探すなど、手軽にブリーダを見つけることができます。
それだけに、ブリーダー選びにも
慎重さが今まで以上に必要です。
ブリーダーは愛情を持って繁殖事業をおこなっています。
しかし中には残念なことに、儲け主義の悪徳ブリーダーも多くいます。
目の前のかわいい仔犬に気を取られすぎず、ブリーダーとよく話しをして情報を直接収集し、最終的にはご自身で見極めることが必要です。
それでは、どんなことを確認して代表的なブリーダー
見極めポイントを見てきましょう。

ブリーダー見極めポイント①犬舎を確認する

どんな環境で生まれ育ったのか、お話を聞きながらを犬舎を見せてもらいましょう。
清潔に保たれているか、広さは十分かなど、快適に過ごせている環境かを確認します。
基準は、もし自分がそこで暮らすとしたら「ここは快適でのびのび過ごせるいい環境だ」と思えるかどうかです。

ブリーダー見極めポイント②親犬も一緒に見せてもらう

親犬が産後間もない場合は免疫力が低下しているため見学が難しい場合もありますが、状況を詳細に説明してもらったり、遠目でも見させてもらい、可能な限りご自身の目で親犬の健康状態を確認しましょう。
また、仔犬は親犬と一緒に日常を過ごしているはずですが、仔犬が怯えている様子だったり、親犬が仔犬に関心がないなど、親子関係に
違和感を感じたら、普段一緒に過ごしていない可能性があります。
でも、それには何か理由があるかもしれません。
疑問に感じたことは何でも聞いてみましょう
違和感のない理由であれば問題ないと思います。

ブリーダー見極めポイント③他の犬も見せてもらう

兄弟犬や他の犬種がいれば、見せてもらえるか聞いてみましょう。
状況によっては難しい場合もありますが、理由は教えてくれるはずです。
違和感のない理由かどうか、確認しましょう。
ブリーダーとしては仔犬を人に慣れさせたり、こんな子もいますよというアピールにもなるので状況が許せば積極的に見せてもらえると思います。
そして、他の犬も同じく
いい環境を日常としているのかを確認できると思います。

ブリーダー見極めポイント④繁殖方針について聞いてみる

儲け主義で繁殖活動をしている場合、事業計画がなく、広さや従業員数に対して動物の頭数が多いなど、生体の扱いが雑になりがちです。
・計画的に繁殖事業をし、予定外の繁殖防止管理を行っているか?
・繁殖犬の負担をきちんと考慮した繁殖期間や繁殖回数等の繁殖方針を持っているか?
・仔犬が産まれてから譲渡まで、健康診断やワクチン接種、狂犬病予防接種、譲渡時期の計画は組まれているか?

などを質問し、またその回答に違和感がないか確認しましょう。
動物愛護法では動物の健康及び安全を保持するために、出生後56日を経過しない犬を販売してはいけないとか、マイクロチップ装着をすることなど、定めてられています。
こうした基準を把握し、準拠していることなども説明に含まれていると
安心ですね。

ブリーダー見極めポイント⑤資格の確認


ブリーダーに必要な資格はありませんが、
開業に必要な資格や届出があります。
・第一種動物取扱業
・動物取扱責任者
掲示されていたり、提示される事が多いと思いますが、見当たらない場合は聞いてみましょう。

譲渡会

譲渡会は、全国各地の自治体や民間の動物保護団体が開催するイベントの1つです。
保護施設の保護犬は、健康診断などを経て譲渡が認めらると、新しい生活の場を探すために譲渡会を開催します。
保護に至る経緯は様々です。
・ペットショップで売れなかった犬
・いわゆる「悪徳ブリーダー」の劣悪な環境から救助された犬
・飼い主に飼育を放棄された犬
・捨てられた犬や野良犬で飼い主がわからない犬
これらは一例ですが、このように譲渡会で出会う犬は、ここに至るまでに様々な経緯があります。

そのため、仔犬もいれば成犬もいますし、純血種もいれば雑種もいます。
また、
出生が判明している犬もいれば出生が不明で誕生日が推定にとどまる犬もいます。
いずれにしても、施設で
きちんとしつけをしているので一緒に生活するのには問題ありませんし、成犬ですと癖や性格を教えてくれるので共生生活が想像しやすく、ライフスタイルに合った犬と出会えます。
また、保護団体によっては譲渡前に
お試し期間を設けており、気になった犬と一定期間(10日前後)一緒に過ごすことができます。
この期間に、性格の
相性、自宅やその周りの環境との相性、犬を飼っている場合には先住犬との相性などを確認できます。
そして、お試し期間に問題がなければ正式に
家族として迎えることができます。
譲渡会は、各自治体庁舎の掲示板や環境省の収容動物検索情報サイト、また、お近くの動物病院の掲示物やペット関連のイベント情報サイト等で譲渡会情報を知ることができます。

譲渡会の注意点

過酷な時間を過ごしてきた犬をまた悲しい目に合わせないために、譲渡にはいくつか条件を設けていることが多くあります。
年齢制限家族構成経済状況飼育環境など、設定条件は各団体によって異なります。
また、譲渡成立後数ヶ月後の状況をレポートするといった報告義務を設けている団体もあります。
これらをすべてクリアして初めて譲渡の手続きを進めることができます。
ただし基本的には、
犬を家族として迎える準備がしっかりできていれば何の問題もないはずです。
もし準備が足りなかった場合には、ここで
準備不足を確認できるというメリットにもなります。
譲渡条件については、譲渡会情報と一緒に提示されていますので、譲渡会場に行く前に確認しておきましょう。

里親募集

里親とは、飼い主がいない犬の飼い主になることです。
飼い主がいなくなる経緯は様々です。
・個人で保護している迷い犬の飼い主が見つからない
・飼い主が病気や死亡により飼えなくなった
・ペットショップやブリーダーで売れ残ってしまった
・自治体や民間の動物保護施設で保護した
など。
そのため譲渡会と同じように、
年齢性別経緯などが様々な状況の犬と出会えます。
里親募集の方法も様々です。
・親戚や知人などに声をかけて
口コミで里親を募集する
・動物病院やペットグッズ販売店で募集
チラシを置かせてもらって呼びかける
・ホームページやSNS、交流サイトなど
インターネットを利用して里親を募集する
などです。

里親募集を探す方法

里親募集している犬と出会いたいと思ったら、まずは犬を飼いたいということを身近な方々に話すなどして発信しましょう。
すると、不思議なことに、周囲から情報を教えてもらったり、里親募集情報を目にする機会が増えます。
ただし、SNSでつぶやくなど不特定多数に情報発信すると不意にコンタクトを取ってくる里親募集者もいるので注意が必要です。

詐欺目的や病気を隠して紹介される場合などもあるため、応募は慎重にしましょう。
迎えたい犬の募集を見つけたらさっそく応募方法に従って応募します。
タイミングによっては里親が既に決まっている場合もありますが、出会いに運命はつきものです。
また、里親審査の審査結果が希望にそぐわないこともあるでしょう。

犬との相性もあります。
客観的に見て相性が合わないと判断されたのであれば仕方ありません。
ただし、飼育環境に問題があり改善余地があれば、再審査をしてもらえるかもしれません。
犬を迎える気持ちと環境の十分な準備が整っていれば、特殊な事情がない限り、あとは運と相性次第です。
お試し飼育などでも、しっかり確認していい出会いをしましょう。

ウチのチワワ部が思うこと

近年「ペットは家族」が主流になり、嬉しいことに、人間と動物の共生を前向きに考える方が増えてきました。
しかし、ペット同伴可の施設はまだ少なく、飲食店、遊戯施設
賃貸物件、レンタカーなどで「ペット不可」を掲げるところが多いです。
ウチのイヌ部で家族旅行をしたり近所にちょっとしたお買いものに行く場所でも「ペット同伴不可」が多く、
家族なのに一緒にいられないなんて、ってつい思ってしまうことがあります。
犬を迎えることで当然ライフスタイルが変わりましたが、そのことをしっかり理解していなかったと反省します。
我が家は
犬がいるライフスタイルを選んだので、現実は受け入れます。
でも、もっと一緒に行ける場所が増えて欲しいと
希望も持っています。
すべての方が共存できる、いいポイントを見つけるのはなかなか難しいです。
動物アレルギーを持っている方もいらっしゃいますし、生理的に犬を受け入れられない方もいらっしゃいます。
ホスピタリティも必要ですが、ダイバーシティも必要です。
ウチのチワワ部でもペット先進国の取り組みなどをいろいろ
勉強し、いい提案ができるように脳みそに汗をかいてしっかり考えていきます。
また、
家族が一緒に楽しめる場所どんどん発見していき、皆さまに共有していきたいと思います。

コメント