チワワ部 政宗の心臓病定期検診(2026年1月〜3月)— 絶望から見えた、生きる力の奇跡

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政宗は心臓病を患っています。
病名は「僧帽弁閉鎖不全症(そうぼうべんへいさふぜんしょう)」です。
僧帽弁閉鎖不全症については、まとめた記事がこちらにあります。
病気の宣告を2021年5月17日に受け、不定期ですが病状についてレポートしています。
第1弾:2024年7月
第2弾:2025年10月
第3弾:2025年12月
今回第4弾、病状悪化から好転した状況について報告します。

◆年末年始は急激な悪化

2026年、今年もウチのチワワ部全員で新年を迎えることができました。
でも政宗は、咳、ふらつき、食欲不振など、病状が急激に悪化しま
した。
■咳
12月下旬ごろから、小さく乾いた咳を頻繁に繰り返すようになりました。
乾いた咳は以前からしていましたが、1日10回くらい、1回1分間ほど咳をしつづけるようになりました。
咳は政宗の体力を奪い、かなり辛そうでした。
私ができることは、政宗のそばに行き、咳が止まるように願いを込めて首回りを マッサージすることだけでした。
■ふらつき・脱力 
急にふらついて顎から崩れ落ちたり、腰が抜けてしばらく後ろ足に力が入らない状態になったりと、明らかに異常状態になることが2、3度ありました。
でもこの異常状態は長くても30秒ほどで、その後は何事もなかったかのようにケロッとしているので、様子見となりました。 
■食欲不振 

毎回ゴハンの時にはしゃいでいた政宗が、突然ごはんを食べなくなりました。
1月初旬のある日、いつものようにゴハン を目の前に差し出すと、鼻で少しゴハンをまさぐった後、ゴハンから離れてしまいます。
咳でエネルギーを使うからゴハンを何とか食べさせたい。
ドッグフードをお湯にふやかしてみたら、においの効果でゴハンに興味を持ってくれました。
そして、休み休みゆっくり と半分くらい食べました。
でも、疲れてしまった様子でそれ以上は食べませんでした。
次の日もゆっくり食べ進めるものの途中で食べるのをやめてしまい、完食することができません。
ある時は、ゴハンを前に目を細めて口を少し開け、舌をちょっと出したまま動きが止まり、しばらくすると食べずにその場を立ち去ってしまいました。
主治医曰く、食事中は息を止めるので呼吸が苦しくなるため、それを嫌がってゴハンを食べなくなることがあるとのことです。

◆1月の定期検診、想定内の悪い結果

12月の検診から約45日間、決していい状態ではなかったので悪い結果を覚悟していました。
検査は4点、超音波検査、循環器検査、血液検査、血圧測定を行いました。
結果は思った通り最悪でした。
心臓から全身に血液を送る量が減っていて、また、体内から水分が十分に排出できておらず、11月の検査結果と同様、いつ肺水腫を起こしてもおかしくない状態。
前回薬を追加してから一定の効果が表れたものの、体の状態に薬の効果が追い付いていないかもしれないとのこと。
ただ、腎臓は正常なので同じ薬で腎臓に頑張ってもらって利尿を促していける。
ということで、次の策としては、薬の服用量を増やすか、薬の服用回数を増やすか、どちらか出来る方で進めましょうということになりました。
服用回数を増やすというのは、薬の効果は8時間と言われているので1日3回の服用にすることで薬の効果を持続できるという考え方です。
でもそれには私の生活サイクルを整えないといけません。
1日3回ということは、1回は日中に薬を投与する必要があります。
仕事で日中外出する日もあり、その生活サイクルを調整してからでないと、1日3回投与にすることはできません。
そこで、今回は1日2回のまま、薬の量を増やすことになりました。
増やした薬はアプカードです。
これで腎臓に頑張ってもらって利尿を促します。

あとは、1日3回薬を投与できる環境も整えようと思います。

◆薬の効果なのか?食欲不振から急展開!

食欲不振は薬が増えてからも1週間ほど続きました。
ゴハンを食べるスピードもかなり遅くなりました。

口が小さい琥珀よりも食べ進める時間がかかるようになり、明らかに食べる力が弱くなってしまいました。
食べる量は日によってバラバラですが、完食することができないので、
残したゴハンに鶏肉を少し混ぜてなんとか完食させていました。
でも、それをしばらく続けたところ、はじめから「鶏肉がないと食べない!」みたいな、

なんか反抗期的なそぶりをしはじめたんです。
においをかいで鶏肉が入っていないことを確認すると「これはゴハンじゃない」と、不満げな表情をして

その場を離れます。
放置されたゴハンを政宗の目の前にもっていくと、顔を上げて 「これは何ですか?」の表情でこちらを見ます。
私は「はぁ?」と思い、「もう食べないんだったらゴハンなし!」と 、ゴハンをさげました。
結局その日政宗は、ゴハンを全く食べませんでした。

ところがどっこい!
翌朝いつものようにゴハンをあげると、勢いよく顔をゴハンに 突っ込んで食べはじめした。
そして、あっという間に完食したんです!
えー?あのしんどそうな政宗はどこへ???
ゴハンに勢いよく顔を突っ込み元気よく食べる、いつもの政宗スタイルが戻ってきました。
一時は本当につらくて食べられなかったんだと思います。
でも鶏肉を与えたことで、もしかしたら政宗に変な希望を持たせてしまったのかもしれません。
これで、ゴハンに鶏肉は特別で、日常ではないことを政宗にわかってもらえただろうか?
何はともあれ、政宗の食欲が完全復活してよかったです。
もうドッグフードをお湯でふやかさなくても食べるようになりました。
表情にも力が戻ってきて、見た目はとても元気になりました。
そして、安心して2月の定期検診を迎えました。

◆2月の定期検診結果 想定以上の悪化

診察室に呼ばれて最初は体重測定。
今回は少しやせて3.14kg。
これはちょっと前までの食欲不振の影響でしょう。
今回の検査は超音波検査と血液検査。

食欲回復後、今年に入って一番の元気の良さとは裏腹に、検査結果は前回よりさらに悪化していました。
・体内に必要な血液量を十分に送られていない
・心臓が更に肥大している
・心嚢水(しんのうすい)が多く溜まっている
主治医の説明によると、心嚢水とは心臓を覆う心膜の間に少しの液体のことで、心臓を動く際の摩擦を軽減する潤滑油の役割があるそうですが、政宗は必要以上に心嚢水が溜まっているそうです。
心嚢水が溜まりすぎると心臓が動きづらくなってしまうので、いい状態ではありません。
これは、体内の水分を十分に外に排出できていないことが原因と考えられるそうで、
とにかく水分排出を最優先に対応しないといけません。
こういう症状の場合、一般的に試されるのが『サムスカ』 という、体内の水分排出にとても即効性のある薬の投与だそうです。
でもこの薬はかなり高価で、1錠2820円、政宗の体重からすると 30日分で6錠必要なので、 6×2820=16,920円。
検診費とほかの薬も合わせると今の家計では少し力不足で、今回『サムスカ』投与を選択できませんでした。
そこで、前回提案いただいた、今の薬を1日3回投与にする方針にしました。
この1ヶ月間、1日3回投与を想定した環境に調整してきたし、今より少しの増額で済むので、いったんはこの方針を選択しました。
今後、『サムスカ』 投与を選択できるように、調整したいと思います。

◆久しぶりに外の空気を堪能した政宗と、決意を固めた私

政宗にとって久しぶりの外出なので、家に帰る前に病院近くを散歩をしました。
心臓負担を考えて、5mくらいは歩かせてあとはほぼ抱っこでしたが、外の空気を楽しそうにクンクン吸っていました。 
元気なころに病院終わりに必ず立ち寄っていた公園に行き、広場で少し休憩しました。

政宗は目を細め、顎を上げて、外の空気をたくさん吸いながら、広場でたたずんでいました。
そんな姿を見て、私は号泣してしまいました。
『サムスカ』 の処方を選択できればすぐにでも政宗の症状が軽くなる可能性が高いのに、

それができなかった自分の無力さがとても悔しい。
でも政宗はこんなんい力強く大地に立っている、そんな姿を見て

まだ私にもできることは絶対ある!泣いている場合ではない!と思いました。
政宗の時間、 政宗との時間、それ絶対楽しい時間にしたい!
泣いたことで、少しもやもやした気持ちはすっきりしました。

家に帰ると留守番組の琥珀が元気よく出迎えてくれました。
でも政宗は疲れ果てていました。
横になるのがつらいのか、立ったままうとうとして、たまに膝カックンになっていました。
しばらく膝の上に乗せたらようやく少し落ち着いてきました。
そして、クッションの上に寝かせて顎置き用にタオルを置くと、イイ感じに寝始めました。
病院への移動、待ち時間、検査、家への移動と、体への負担は大きかったはず。
定期検診は大事だけど、政宗の体力もかなり消耗してしまいます。
それでも夜になると元気のいい顔になり、しっかり歩き回っていました。
そしてゴハンも完食しました。
次の日から政宗はどんどん元気になっていき、表情が生き生きとしていました。
おっさんや私が外出先から帰ってくると、ドアまで出迎えに来てくれるし、
薬の時間とごはんの時間には大はしゃぎで歩き回り
ごはんを用意している間は飛び跳ねながら待っています。
あまりにも元気がよく、心臓に負担のかかる行動が多くて、ヒヤヒヤしています。
ただ、相変わらず咳は出ていて、1日4,5回、1回につき10~30秒くらい続きます。
そんな政宗の生きる力にいつも励まされる私たちです。
それ以外は元気で、以前見られたしんどそうな表情は微塵も感じられません。
政宗、ありがとう!ウチの部に来てくれてありがとう!
よしっ私も頑張るぞ!
そして、3月の定期検診を迎えました。

◆3月の定期検診、政宗の「生きる力」が起こした奇跡 

病院に予約時間より少し早く着いたので、少しだけ近くを散歩して久しぶりの外出を楽しみました。
11時の予約でしたが脳梗塞の急患がはいり、40分くらい待っていました。
待ち時間が長く、政宗も疲れてきて呼吸がすこし荒くなり始めたところで、やっと呼ばれました。
検診始めに測る体重測定では3.22kg、体重が少し増えました。
食欲が戻ったからだと思います。
今回は 政宗の体力消耗を考慮して最小限の検査ということで、超音波検査のみでした。
そして!検診の結果は、なんと良好でした!
・ 前回見られた心嚢水の量が減っている。
・ 心臓から送られる血液量も正常。
・ 心臓の大きさは変わらない。
薬を1日3回服用に変えたことが功を奏したようです。
あと、ごはんを元気よく食べるのは、症状が改善されたことで、呼吸に余裕ができて食事時に呼吸をとめることを嫌がらなくなったのではないかということでした。

嬉しい!
最近ずっと悪い結果だったから、余計に嬉しい!
何よりも政宗の生命力がすごい!
そしてそれは、私たちの力にもなります。
ありがとう!本当にありがとう!

でも、気になることも。
検査中に大きく呼吸をすることが何度かあったそうです。
家ではそんな呼吸をしている政宗を見たことがないので、ちょっとびっくりしました。
家でもそんなことがないかどうか、注意深く見ようと思います。
そして引き続き、呼吸数と食事の量と生活運動の変化をよく観察します。
今回は、今までと同じ薬で引き続き1日3回の薬投与となりました。
私たちの課題は、いつでもサムスカ投与ができるようにすること。

今後も調整に全力を注ぎます!

◆政宗の生きる力に救われて

高価な薬を選択してあげられない無力さに打ちひしがれましたが、
今の私たちにできる最善の、1日3回の投薬環境を整えたことが、結果として政宗を救ってくれました。

家族はもちろん、会社や同僚の協力なしには果たせなかったことです。
人に恵まれていてよかったと思いました。
そして、少し元気を取り戻した政宗の生きる力に感動し、その力に救われました。

ものすごく嬉しい!本当にありがとう!
私たちは見守ることと祈ることしかできませんが、
これからも全力で政宗を見守ります。

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